Episode 10      瀕死のS2000に差し伸べられた"魔法の杖(?)"
*写真をクリックすると、も少し迫力のある画面が見られます。

   

お久しぶりでございます。   (あまりにもお久しぶりで、前回のお話をわすれてシマッタかたは、こちら)

さて、”弘法、筆を選ばず”などと言いますが、かなり大きな損傷を負ってしまった車を修復するには、それ相応の道具を必要とします。 しかも、何を選ぶか、が、大変重要なのです。 Podioでは、ボディ修復機としては最高の装置として知られるグローバルジグを使用します。 この装置の優れたところは、
装置自体の剛性が、桁違いに大きい 

車でも、ボディ剛性は重要ですよね。 S2000でも、ボディ補強をすることによって純正のサスペンションを十分動かすことが可能になり、素晴らしい乗り心地とコーナリング性能を同時に手に入れることが出来ます。 ボディ修復のための冶具は、いかなる強度をもったボディに対しても決して負けてはならないのです! ましてや、補強作業においては、セットされた精度をスポット増し、時にはシーム溶接などで発生する熱応力を完全に打ち消し、常温に戻るまでの間決められたポジションを保持しなければなりません。 当然のことながら、冶具に与えられる応力は、すべてそのフレームに集中します。それらを受け止めながら、冶具に載せられる車重を支え、且つ全ての部分で水平を確保しなければなりません。 グローバルジグのフレーム剛性は、この要求に十分に応えられるものなのです。
豊富なアタッチメントで、ボディ全体の部位を測定できる

車は、大変複雑な造りをしています。 薄い鉄板(時にはアルミ)が複雑な形状にプレス加工され、且つ、それらが複雑に再溶接されることで、強度を得ています。 また、車には数多くの定点が存在し、それらを設計図どおりに配置することにより、車を支える足を正確に保持しています。 ボディ補修機は、ボディ全体を保持し、且つ、修理箇所を集中的に位置決めするための十分なポイントと豊富なアタッチメントが必要です。 ボディは、特異点に与えられた応力を分散させながら吸収し、できる限り自らを守ります。 しかし、ボディはエラスティック材ではない為、変形します。 従って修復作業は全体の位置の測定をした上で、修正方法を決定、必要なアタッチメントを取り付けて実施します。 
3次元で、且つミリ単位の測定、修復が出来る!

グローバルジグにはミリ単位のルーラーが装着されており、且つ3次元で測定できます。従って、必要な部材、図面があれば、基本的には、一からボディを作り上げることが出来る能力を持っています。
頑強な矯正用アームは、いかなるボディ剛性の車にも対応できる

写真を見ていただくとお分かりのように、特殊鋼で出来た太い支持部は補修時には自らがベントし、且つ定点に対して垂直/水平位置まで戻るほど強力です。 その時発生する大きな応力に対して、円柱状支持部を保持するグローバルジグのフレームは自ら変形することなく頑強な定板として機能し、ボディ修正の正確な基点を提供します。 結果として、ボディと締結された矯正アームは、設計図に示された位置にボディの各定点を引き戻し、設計図面どおりに位置決めをします。 このように剛性の高いボディを生み出す為には、冶具本体の剛性が大変重要なのです。 このたびの修復では、まず各部を正確に測定(三次元で)、修復、交換部位の溶接、精度確認、ボディ補強を実施、精度再確認の手順で行いました。 この全ての工程でグローバルジグは高い信頼性を自らの剛性で保証してくれました。

次回(Episode 13)は、実際に行われた手順をご紹介しながら説明をしてみたいと思います。
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