Episode 13      甦れ!S2000
ボディ補強ふりだしから読む

   

さて、いよいよ修復及びボディ補強に取り掛かります。

1. まずは車全体の解体(部品を取り外し、構造体のみにする)が仕事の始まりです。 手順は;
  • エンジンを、フロントサスペンションメンバーごと、一体で降ろす。
  • 室内の全ての部品の取り外し
  • 燃料タンクの取り外し
全ての部品を再度組み立てる時に使用できるように管理しながらここまで解体をするには、かなりの時間を要します。
  ほとんど丸裸
  丸見え
2. 裸状態のS2000は、その次のステップとして;
  • アンダーコートを剥されます
  • 全ての溶接箇所をグラインダーにより、金属肌が出るまで磨かれます
    −想像してみてください。 ボディの全ての面(上面も下面も)溶接箇所及びスポット増しを行うためにマイナスになるところは、塗装を剥し、金属面が出るまで磨かれます。 この作業には、想像を絶する根気と細心の注意が必要です。 この作業が完璧に終了しないと、S2000はグローバル治具には載せてもらえないのです。
細かい作業です
根気がシャツ着てるぅ〜
3. さあ、ようやく治具に載せられました。 これから本格的にボディの寸法測定、矯正が行われます。
  • 三次元投影図に基づき、フロアー4点の位置決めをする。
  • 基本になる4点から、車体各部の寸法を測定
  • 矯正によって、寸法を投影図どおりに修正し、忠実に各部の定点を再現します。
  • 矯正によって修復不可能な部分は切断され、新しい部品が溶接されます。 交換部分の溶接に際しては、当然、グローバル治具により、修正しながら、定点を確保
  • この車の場合は、右フロントフレームが修正不可能だったため、切断・溶接を実施。
このような複雑な作業を経て、このS2000は設計図どおりの寸法精度を確保して、修復が完成しました。
ようやくGLOBALJIG上へ
位置決めOK!
4. いよいよこれからスポット増し作業に入ります。

S2000はオープンカーであり、且つコーナリングマシンとしてその名を欲しいままにしている車ですから、その性能をより高所に引き上げるべく、詳細に検討され、計画された各部のスポット数に基づき、忠実かつ念入りに溶接が施されます。 Podioでは、全てのセクションは個々の部分も、そして個々の部材からなる全体も共に強固なモノコックであるように、且つその強度分布は、S2000の旋回能力を高めるため、ある方向性をもたせてあります。 当然、スポット溶接による熱応力で発生する歪みも修正するため、スポット増し作業はグローバル治具上で行われ、3.により達成された、正確な寸法精度を維持します。 今回は、サスペンションメンバーの強化および、フロントサスペンションアッパー強化を同時に実施しています。 Podioは、応力の集中を避けるため、全てのパーツはモノコック構造を主に考えており、サスペンションメンバーは、グローバル治具上で、寸法精度を確認しながら、シーム溶接を行っています。 で、実際の作業は;
  • 強度分布についての考察、決定
  • 各部のスポット数を決定する
  • 作業手順に従って、スポット増しを実施
  • 常に、定点の確認・修正を繰り返し、寸法精度を確保
  • 全ての溶接部の磨き
  • 防錆剤の塗布
スポット増し作業が完成すると、いよいよ作業は終盤に入ります。
フロントフレームおNEW
こんなにスポット!
5. アンダーコート塗布および各部の塗装、クリアー仕上げ

北欧車輌に使用される防錆剤を塗布した溶接箇所のうち、ボディ下部にはアンダーコートが施されます。 それから、同じく北欧の塗料を使用し、忠実に色あわせされた塗装が施され、さらに通常よりかなり厚めのクリアーコートにより、ノーマルのS2000をはるかに超える光沢をもって、アノ車は甦ったのでありました。(この車の出来上がりは、VTEC Sports誌にて、箱根での比較試乗テストで、全てのドライバーからベストと評されたことでもお分かりいただけることと思います。)
防錆剤を塗布して、
アンダーコートを施して、
こんなにピカピカ
ボディもピカピカ
つまり、
使用前
使用後
って感じ
Podioでは、各種強化メニューを用意して、皆様のお車をより高い次元に引き上げるお手伝いをしています。 S2000以外のお車も対応可能ですので、是非澤田自動車までお問い合わせ下さい。 
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