Episode 7      S2000 Fcon VPro S2000 への挑戦

   

HKS社が製造する、F-CON V Proで遊んでみましょう。 きっかけは?

絶大なるご好評をいただいている、純正置換えタイプ(いわゆる”ポン付け”)Podio ECU。でも、Podio ECUをお使いのお客様は、純正から直接Podio ECUに辿り着いた方よりも、何故か他社品を経験済みのうえで辿り着いた方も多いのです。 また、このポン付けECUをきっかけとして、Podioの他のパーツへと展開が広がった方々もいらっしゃいます。 なぜなら、”違い”がわかるから。

ところで、そんな素敵なECUがありながらも、けっして満足しない、これがPodioの開発姿勢です。では、どうするのか?進化し続けるセッティングをその都度体感できるエンジンマネージメントシステムを何とか提供したい。コスト、耐久性、安定性など、諸条件を検討した結果、F CON V Pro を使用することに決定しました。

F CON V Pro といえば、既にレース等でも実績のあるHKS社によって開発されたエンジンマネージメントツールですが、ターボ車でその恩恵を被ったヒトは少なくないと思います。現在では、バージョンアップも進み、かなり広範囲/綿密なマネージメントが可能になりました。その結果、N/AエンジンのS2000に対してさえも十分おもしろいアプローチが出来るようになったのです。

さて、F CON V Proを使って、S2000用制御マップの開発に着手したPodio。まずは、以下のような課題を掲げました。

  • 既にPodioが販売している”ポン付け”ECUユーザーでさえ、必ず違いを体感できること。
  • 低中速域のトルク特性を飛躍的に高めること。
  • VTECゾーンにおけるパワーをよりいっそう高めること(”ポン付け”ECU対比)。
  • 鋭いレスポンスを全域で達成すること。
  • 結果として、かなりズボラな運転も許容し、街中では、回転を上げずとも流れをリードできるような走行性能を持つこと。
そして、これらの関門を全てクリアする為のアプローチとして、
  • 燃料制御マップを一から再構築
  • Podioが考える最適空燃比を実現するための燃料補正マップの構築
  • 点火制御マップを再構築、さらに補正マップの構築
  • 各回転域及び吸入圧力における最適点(燃料及び点火時期)を得ながら、マップを最適化(大変な時間と労力がかかります)
  • 上記は全て定点における最適点なので、走行状態での過渡特性を最適化する(この作業も大変な労力が必要です。でも、実はとっても楽しい作業でもあるのですが)。例えば、定常走行からアクセルを踏んだ時、まず、吸気管圧力が高まり、シリンダーに入る空気量が増加、それに呼応してインジェクターから燃料が噴射されます。気圧は音速で伝わる一方、燃料は空気に比べて比重が重いため、シリンダーに吸入される空気の量に対し実際にシリンダーに入る燃料は欲しい量が確保されません。この時、それを補うために加速パルスを通常噴射の間に入れ込み、不足分を補います。同時にその時の負荷を感知し、ノッキングを回避しつつ、小気味良いレスポンスを実現するため、点火時期の補正を行います。これらを各回転域における様々な状況下で検証、設定して行きます。---すご〜く沢山の楽しくて、でも大変な作業を繰り返すことになります。
  • 各種の補正、検出時間、リアクションタイム補正のかかり方、etc.の設定/検証
ここ(右写真)からスタートです。このままでは、"S"は走ってはくれません。が、上記のような作業の結果、グラフは、全く別の形へと姿を変え、S2000を別次元へと導く魔法の、いや現実のツールとなりました。

体感してください。圧倒的な力を。ノーマルエンジン、Podio エキマニ、アマデウスマフラー、ビッグスロットルボディ、純正エアクリボックス&フィルター(まぁだぁ?)といういでたちのPodioサンプルカー(走行距離約80,000km)は、約50%程度のアクセル開度でも、4速で9,000rpmまで、ア〜〜〜ッという間に吹けきってしまいます。低速トルク、回転全域にわたる分厚いトルク、鋭いピックアップは、"これがS2000!?"というより、"これ何!?"という言葉になるようです。まずは、是非お近くのPodioで、確かめてみてください。(お近くにPodioが無いところにお住まいの方は、”近い、遠いは気の持ちよう!その気になれば、千里も一里”の覚悟でお出かけください。)

なお、”もう〜我慢できない!自分のS2000で体感したい!”という方は、ストレスで健康を害する前にF CON V Proのページをご覧下さい。
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