Episode 9      転んでもただでは起きない! S2000
*写真をクリックすると、も少し迫力のある画面が見られます。

   

思った通りの動き。 これは、狙い通りの仕上がりだ!

完成した車をテストするために、工場から出て300m足らずの所にある最初のコーナーをクリアした時、思わずほくそえんでしまいました。付いているサスは、ネットオークションで落とした\4,000-の純正品。

純正サスを、こんなに動かすことが出来るのか〜!!!!!

狙いに違わず、まるでミッドシップのような、腰を中心にしてコーナリングする感覚。

国産某巨大メーカーの最高級車(?)で高速道路を流しているのか?と思えるほどフラットで重厚な乗り味。車速が上がるほど安定感が増して、無意識に笑みを浮かべている自分にまた笑ってしまう。


さて、話は数ヶ月前に遡ります。

それは、第三京浜を軽く流して、港北ICの出口からレフトハンダーを3速で加速しながら曲がった時でした。いわゆる”ブラックアイシング”に乗ってしまったのは。リアがホイルスピンを始め、カウンターを当てたものの、前輪もグリップを失い、完全にコントロール不能に。ようやく止まったのは、2-3枚のガードレールに犠牲を強いた後のことでした。全く素晴らしいことに、乗組員に怪我は無く、S2000の頑丈なボディに、感謝、感謝。(エアバッグはシートベルトと共に、己の責任をしっかりと果たしてくれたのでありました。)「よく怪我もしないで済んだものだねぇ。でも車は全損だね。」とは、オマワリさんの悲しい一言。このデフォルメS2000、”作者”の了解を得て、チョッとだけお見せします。
このエンジン、Podioで精密組み立てを行い、ガマンの慣らしも完了。やっとその素晴らしさを堪能し始めた矢先のこの出来事でした。この”デフォルメ”の作者は、エンジンの回転フィール、レスポンス、トップエンドの吹け切り感など、激変した素晴らしいエンジンに惚れ込んでいるので、手放したくないし、直せるものなら直したい、との意向でした。

では、直しましょう。

ドーセ直すなら、最高のS2000になるように、ボディを設計図どおりに三次元矯正すると共に、その持って生まれた能力を越えた運動性能を手に入れ、旋回性能を最大限引き上げるように、ボディ補強も行うことになりました。

ここで、もう一度デフォルメ状況を確認すると、
  • 右フロントは、バルクヘッド手前まで全損(サスペンションは当然折損)
  • 右リア周りは、フェンダー及びフレームが捩れ、ロアアームが折れてディスクローターを割ってしまい、
  • 左フロント周りは、外観こそ無事なように見えたものの、サブフレームごと捩れて上に上がってしまいました。
  • ステアリング周りはラックエンドがちぎれて、ラック本体も過大な入力により”食って”しまい、動かず。
  • リアと同じくフロントサブフレームも変形してしまい、エンジンマウントは片方がちぎれていました。
  • 挙句の果てに、レッカー屋さんの手荒な扱い(全損 = 廃車 = ”ゴミ”といった思い込み)のおかげで、キャビン下側のメインフレームにダメージを負ってしまいました。(大切なものは、それなりに扱って下さい!)

さて、この”塞翁が馬”号、この後どう変わって行くか、順を追ってご紹介していきます。 続きを見る
戻る
Copyright (c) 2003-2004 Podio, All rights reserved.